物価とお金の世界統計
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家賃負担率別の数値を読む――項目名と単位を確認できなかった記録

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提示資料から確認できるのは、2004年の全国の勤労者世帯のうち、民営借家(設備専用)に住む世帯について、家賃負担率の区分別に示された値である。ただし、提示された要約文では項目が「集計世帯数」、単位が「円」とされている。この食い違いが元の統計表にあるのか、要約時に生じたのかは、提示資料だけでは確かめられない。

提示資料から確認できるもの

資料に数値が示されているのは、家賃負担率が10~15%未満、15~20%未満、20~25%未満、25%以上の四つの区分である。いずれも時期は2004年、地域は全国、対象は勤労者世帯のうち民営借家(設備専用)に住む世帯とされている。

一方、同じ負担率に属する世帯ごとの収入額や家賃額、住宅費を払った後の残額は示されていない。そのため、この資料から同一負担率の世帯間で家計の違いを比較することはできない。負担率の計算式や分子、分母の定義も、提示資料の範囲では確認できない。

表の数字をそのまま「世帯数」と読めない理由

総務省の統計表について、PricesMoneyStatSearchMCPが見つけた資料には、全国の勤労者世帯のうち、民営借家(設備専用)に住む世帯を家賃負担率別に分けた次の値が示されている。

家賃負担率の区分資料に記載された値
2004年の10~15%未満875円
2004年の15~20%未満1023円
2004年の20~25%未満712円
2004年の25%以上817円

提示された要約文には表記上の食い違いがある。項目が「集計世帯数」と説明されている一方で、値の単位が「円」とされているからだ。もっとも、提示資料には元表の実際の項目名や単位が収録されておらず、この食い違いを元の統計表の問題と断定することはできない。

この場合、1023円という表記を1023世帯と読み替えたり、金額として家計分析に使ったりすることはできない。元の統計表で、実際に選択されている項目、単位、表頭、注記を照合する必要がある。提示資料だけでは、元表と要約文のどちらに食い違いの原因があるのかを特定できない。

単位が確定するまで区分の意味を比較できない

四つの数値については、1023が最も大きく、次いで875、817、712の順であることを確認できる。しかし、単位と項目の対応が確定していないため、この大小を世帯数の多寡や金額の差として解釈することはできない。数値上の大小だけでは、世帯数の分布や家計収支についての結論にはつながらない。

今回数値が示されたのは、2004年の全国の勤労者世帯のうち、民営借家(設備専用)に住む世帯である。関連資料として1994年、1999年、2009年の表も挙げられているが、それぞれ表題や対象の表記が異なる。提示資料には各年の比較可能な数値がそろっていないため、年次比較も行えない。

提示資料は三段階で読む

提示資料を読む際は、まず項目名と単位が対応しているかを確認する。次に、年、地域、勤労者世帯、住宅の所有関係など、対象となる範囲を確認する。最後に、比較に必要な数値が資料内にそろっているかを確かめる。

関連する統計表には、1994年の特定世帯、1999年の二人以上の一般世帯、2004年の借家・借間世帯、2009年の二人以上の世帯のうち勤労者世帯を扱うものが挙げられている。ただし、提示された具体的な数値は2004年の四区分だけであり、これらの表を横断した比較はできない。

提示資料から確認できる問題は、「集計世帯数」という項目と「円」という単位が要約文の中で対応していないことである。元表を確認できない段階では、数値を世帯数または金額として意味づけた大小比較はできない。確定できるのは数値自体の順序と、対象が2004年、全国、勤労者世帯、民営借家(設備専用)と記載されていることまでである。

出典

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000111582